ポーズクロッキー(画材:Gペンとインク)
基本的な裸婦のポーズ集なのでWiXで作成したホームページに載せても問題ないのかと調べましたが
特に規約に関する問題はなさそうなので載せます。
ペンとインクに慣れる為、日課にしているポーズクロッキーにそれらを使用する事にしました。
何度も線を重ね形を微修正していく鉛筆の描き方と違い、よく見て勢い良く一描きで。
余程形が酷くなった場合には修正しますが、基本的には微修正はせず、
しっかりと稜線の流れを意識して量をこなします。
(最初から直し有りを想定すると対象をしっかり見なくなるという精神的な面もあります。)
初めはペン先に付着するインク量が多過ぎたり、筆圧や描く方向とペン先の向きの調整等、
色々と違和感があり太すぎる線が出来ていたのですが徐々に慣れてきました。
ペン先は一種類につき数本しか購入しておらず数が少ない為、
劣化して描き辛くなるまで(大体50枚程度)
一つのペン先を使い続けているのですが、限界まで使うと
新しいペン先にした直後は描き心地の差が激しすぎて安定しません。
交換した後、大体2~3枚描けば丁度良い描き心地になる感覚です。
ポーズクロッキーの目的は、美術解剖学で得た形と構造の知識をより理解&記憶する事と
ペンとインクでの線の描写に慣れる為、そして身体のプロポーションと
顔のデフォルメをどの程度にするかの試みです。
上の画像は現実よりもある程度理想化している体型(具体的には骨を長く、縦長に)ですが、
このぐらいの描写が私は一番しっくりきました。
老若男女、体型の違い、着衣時の衣類の皺、動きの表現、
人を描こうとすると習得しなければいけない事が多くて
1日で描く量を増やさなければと思います。
同じものばかりを描いていても殆ど意味はないですし効率は大事ですが、
果たして何が自分に取って効率が良いのかは自分で量を描いてこそ分かり出すという……
聞きかじった他人からの知識だけでは、それが自分に当て嵌まるのかどうかは何とも。
また、効率が良くなっても経験上、量を描かされる状況が頻繁に訪れます。
ガムシャラなだけでも駄目で、効率ばかり追求して実際に手を動かさないのも駄目で
物凄くバランス感覚が難しく、日々のモチベーションによって成果も左右されやすい。
色々迷いますが、「取り敢えず何か描いとけ!」の精神は間違いなく大事だと思っています。
ガムシャラな「だけ」は駄目だと感じますが、迷って手を止めてしまうよりはマシだと思うので
取り敢えず何か描いておきます。作っておきます。
ガムシャラでもその内に洗練されてくるもの、だとも思うんですよね。
量を描いた後に睡眠を取ると、かなり記憶が定着して上達感があります。
知識だけ詰め込んで実際には描いていない時は、やっぱり上達感はないです。