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フンケイ ノ セイジョ
第一章 焚刑の聖女
路地裏で不良に絡まれていた女性、カラミィ。
それを助けた捻くれた青年、シニカル。
各々の理由で美術館に向かった二人だが、
そこに展示されていたのは、
この世に強い怨みを残して死んでいった者のデスマスク、
即ち「終炎のフレイムエンド」の仮面(マスケラ)だった。
妖しい魅力にあてられ、仮面を被ってしまうカラミィ。
悍ましき出で立ちへと変化し、彼女は
「自身こそは絵画に描かれ、伝わる『焚刑の聖女』である」
と豪語する。
超常の力で炎に包まれた美術館。
そして現れた死神のような真紅の修道服の女。
仮面の物語が今、始まる。
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